汎用SNMP監視
概要
汎用SNMP監視は、ISM Service が 管理対象ノード としていない装置を、SNMP により汎用的に監視するための機能です。
SNMP に対応した装置を汎用SNMPノードとして登録することで、装置のモデル名、シリアル番号、通信状態、ハード状態、電源状態などを確認できます。
また、監視定義ファイルに任意の SNMP メトリクスを定義することで、装置固有の値をカスタムメトリクスとして表示できます。
汎用SNMPノードの登録手順については、操作ガイドの 監視ノード登録 を参照してください。
- 汎用SNMP監視機能は Standard エディションのみ利用できます。
- 監視対象装置から情報を取得するには、ISM Service エージェントが導入された管理元サーバーから対象装置へ SNMP 通信できる必要があります。
監視定義ファイル
汎用SNMPノードの登録時には、監視対象装置の IP アドレス、SNMP コミュニティ名、監視定義ファイルを指定します。
監視定義ファイルは、汎用SNMPノードから取得する情報を定義する YAML 形式のファイルです。
ISM Service は、このファイルの定義に従って SNMP で値を取得し、基本情報、ハード状態、電源状態、カスタムメトリクスとして表示します。
監視定義ファイルには、取得する OID や、取得した値を ISM Service 上で表示するための設定を記述します。
- 監視定義ファイルは、UTF-8 でエンコードされた YAML 形式で作成してください。
- ファイルサイズは 1 MB 以下にしてください。
- このマニュアルに記載されている項目以外は指定できません。
- 必須項目に空の値は指定できません。
1.3.6.1.2.1.1.5.0(sysName.0) は ISM Service エージェントが内部的にホスト名取得に使用するため、監視定義ファイルには指定できません。- 取得した
sysName.0の値は、ノード一覧のホスト名で確認できます。
- 取得した
記述例
以下は監視定義ファイルの記述例です。
model_name:
oid: 1.3.6.1.2.1.1.1.0
regex: "^(Data ONTAP Release [0-9.]+P?[0-9]*)"
metrics:
serial_number:
oid: 1.3.6.1.4.1.789.1.1.9.0
overall_status:
oid: 1.3.6.1.4.1.789.1.1.11.0
mapping:
OK: 1
Warning: 2
Critical: 3
power_status:
oid: 1.3.6.1.4.1.789.1.1.1.0
mapping:
On: 2
Off: 1
custom_metrics:
- name: "障害ディスク数"
oid: 1.3.6.1.4.1.789.1.6.4.11.0
unit: "個"
- name: "総ディスク数"
oid: 1.3.6.1.4.1.789.1.6.4.1.0
基本項目
| 項目 | 必須 | 説明 |
|---|---|---|
model_name.oid |
必須 | モデル名を取得する OID を指定します。 |
model_name.regex |
任意 | 取得した文字列から、モデル名として表示する部分を抽出する正規表現を指定します。 |
metrics.serial_number.oid |
必須 | シリアル番号を取得する OID を指定します。 |
metrics.serial_number.regex |
任意 | 取得した文字列から、シリアル番号として表示する部分を抽出する正規表現を指定します。 |
metrics.overall_status.oid |
必須 | ハード状態を取得する OID を指定します。 |
metrics.overall_status.mapping |
必須 | 監視対象装置から取得した値を、ISM Service 上のハード状態 OK、Warning、Critical に対応付けます。 |
metrics.power_status.oid |
必須 | 電源状態を取得する OID を指定します。 |
metrics.power_status.mapping |
必須 | 監視対象装置から取得した値を、ISM Service 上の電源状態 On、Off に対応付けます。 |
oidは数値とドットで指定してください。先頭のドットは指定できます。- 同一の
oidを複数の項目に指定できません。 regexを指定する場合は、有効な正規表現を指定してください。regexにキャプチャグループを指定した場合、最初のキャプチャグループに一致した値を表示します。 キャプチャグループがない場合は、取得した値全体を表示します。mappingで複数の値を同じハード状態または電源状態として扱う場合は、カンマ区切りで指定します。- 例えば、
metrics.overall_status.mappingにCritical: 3,4と指定した場合、 SNMPの取得値が3または4のときにハード状態をCriticalとして扱います。
- 例えば、
mappingに定義していない値を取得した場合、ハード状態は「不明」、電源状態は「 Unknown 」と表示されます。mappingの値をカンマ区切りで指定する場合、空の値は指定できません。metrics.overall_status.mappingのキーは、OK、Warning、Criticalのみ指定できます。- ポータル上のハード状態では、
OKは「正常」、Warningは「警告」、Criticalは「エラー」と表示されます。
- ポータル上のハード状態では、
metrics.power_status.mappingのキーは、On、Offのみ指定できます。
カスタムメトリクス
custom_metrics には、装置固有の値など、追加で表示したい任意の SNMP メトリクスを指定します。
指定した項目は、汎用SNMPノードのノード詳細の基本情報タブにカスタムメトリクスとして表示されます。
| 項目 | 指定 | 説明 |
|---|---|---|
custom_metrics |
任意 | カスタムメトリクスを指定する場合に記述します。 |
custom_metrics[].name |
条件付き必須 | custom_metrics を指定する場合、カスタムメトリクスの表示名を指定します。 |
custom_metrics[].oid |
条件付き必須 | custom_metrics を指定する場合、値を取得する OID を指定します。 |
custom_metrics[].unit |
任意 | 値とあわせて表示する単位を指定します。 |
custom_metricsは最大 30 件まで指定できます。custom_metrics[].nameは 60 文字以下で指定してください。同じ名前は複数指定できません。custom_metrics[].unitは 20 文字以下で指定してください。custom_metrics[].unitは取得値が数値の場合に指定してください。
取得値が文字列の場合に単位を指定すると、取得値が正しく表示されないことがあります。custom_metrics[].nameとcustom_metrics[].unitに、改行やタブなどの制御文字は指定できません。